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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社Loco Partners 代表取締役 篠塚 孝哉氏 ]

3月

25

2016

株式会社Loco Partners
オフィスは交流を深める『村』 つながりをふやして豊かな社会へ
過去のオフィスはすべて新橋 出張の多さで利便性を優先

「つながりをふやす」をミッションに掲げ、宿泊予約サイト『relux』を運営する株式会社Loco Partners。『relux』は同社が厳選した一流ホテル・旅館のみを掲載しており、ミシュランガイドのようにそれぞれ5段階に格付け。1つ星でさえエリアを代表する宿泊施設というレベルで、最上級は「ミュージアム」と称されている。

 

こうしたクオリティの高い情報に加え、洗練されたUIデザイン、さらに業界屈指とされる5%のポイント還元、最低価格保障まであることから、会員制の予約サイトながらスタートから2年で、会員数はすでに20万人を超えているという。

 

同社は2015年3月、新橋駅から徒歩5分の新橋菊栄ビルに移転。同社代表取締役・篠塚孝哉氏は創設から毎年のように移転してきた背景をこう語る。

 

「間借り時代を含めると、これで3度目の移転になるのですが、きっかけは非常にシンプルで、事業拡大による増員でスペースが足りなくなったことです。15坪のオフィスに12人まで入っていたり、40坪のオフィスに25人のデスクがあったりと、どのオフィスも最終的にすし詰め状態になっていました」

 

新橋エリアを選んだ理由も明確だ。「アクセスの良さが決め手です。スタートアップというと渋谷や六本木が多く、私も多少は憧れを持っているのですが、私を含めたメンバーは出張が多いため、オフィスは東京駅と羽田空港へのアクセスの良さを絶対条件にしています。そのためエリア選定の際は、常に東京駅から新橋駅にフォーカスが当たっていて、これまでのオフィスはすべて新橋なんです」

 

スタッフ自らが厳選した宿泊施設を掲載している同社では、篠塚氏をはじめ営業担当が全国各地のホテルや旅館を年間で実に100泊以上して調査している。また、全国の旅館やホテルの方が来社するケースも多く、利便性の高さは不可欠な要素だった。

 

「このオフィスは新橋駅まで近く、前のオフィスから徒歩2分と近いため、環境の変化もありません。広さも2倍になって90坪ありますから、今後の増員にもある程度、対応できると考えています」

 

新オフィスのコンセプトは村日本家屋の建築用法で和を演出

 

新オフィスは、入った途端、檜の香りに包まれる。エントランスや会議室が木造で、旅館にも利用される木材を使っているため、心地よい癒しが感じられる。

 

「当社の事業内容から、『日本』が感じられるオフィスにしたいと考えており、会議室の壁は鎧張りという古来からの日本家屋の建築用法を取り入れています。木材にもこだわっており、来客の方からも『良い香りですね』と言っていただいています」

エントランスの前にはパークエリアと呼ばれるフリースペースが広がっており、離れのように会議室が点在している。

 

「オフィス全体がひとつの『村』というコンセプトになっています。オフィスは滞在時間だけなら家よりも長くいる場所ですから、セカンドハウスとして居心地の良い場所をつくりたいと考えていました。その家を中心に、メンバー同士がつながり、交流を深める場と考えたときに『村』というキーワードがコンセプトとしてフィットしました」

 

新オフィスのポイントは大きく3つある。

 

「1つは、自分の席以外の自由空間を確保したことです。作業や打ち合わせにも利用できるパークエリアと、窓際の集中スペースがあります。特にフリーアドレス制というわけではありませんが、以前のオフィスと違ってフリースペースがありますから、自由に動いて働くことができるようになりました。社員が『村』を回遊しながら、交流を深められる空間になったと思います」

 

フリースペース以外にも、執務室にはスタンディングテーブルやソファも置かれており、心地よく働くための空間となっている。

 

「2つ目のポイントは、アートを取り入れたことです。絵を飾ったり、グラフィックデザイナーの方に大きなイラストを描いていただいたりと、アイデアが生まれやすい環境を意識しました。そして3つ目は、セカンドハウスとして過ごしやすさを追求するため、社員向けのマイクロキッチンを設け、コーヒーやお菓子が自由に食べられるようにしてあります。実は移転前に、サンフランシスコでスタートアップのオフィスを視察したのですが、オフィスに居心地の良さを追求する考え方に刺激を受け、このオフィスにはそうしたスパイスをふんだんに盛り込んでいます」

 

新オフィスによって社内外の交流を深めている同社は、現在、訪日外国人向けのサービス強化にも取り組んでおり、価格帯を落としたラインナップの拡充や飛行機やレンタカーの予約など、つながりをふやすためのサービスを検討しているという。

 

今後、同社の事業やオフィスがどのようにアップデートされていくのか。大きな可能性のある取り組みに興味は尽きない。

 

パークエリアにはグラフィックデザイナーの佐藤圭氏が手がけた大きなイラストが飾られている。「縁を保つ」が由来とされる松をモチーフに描かれている

自席以外のスペースとしてソファも置かれている

執務エリアは事業の根幹を成すエンジニアのデスクが中心に置かれている。奥にはスタンディングデテーブルも見える

窓際に設けられた集中スペース

和を感じさせる会議室。扉や窓は古民家で使われていたものを活用し、壁の「1867」という数字は会議室の名称で「Meiji」と読む

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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