> "" コンセプトは どこでもドア 英会話の効果をオフィスで体現|オフィス通信

facebook twitter

このサイトをシェアする

interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社レアジョブ 取締役副社長 藤田 利之氏 ]

3月

31

2016

株式会社レアジョブ
コンセプトは どこでもドア 英会話の効果をオフィスで体現
顧客サポートの強化を目的に渋谷エリア内で拡張移転

 

『Chances for everyone, everywhere 』というビジョンのもと、『日本人1,000万人を英語が話せるようにする』をミッションに掲げ、スカイプを活用した英会話レッスンを提供する株式会社レアジョブ。同社のサービスの特徴は、インターネットを通して場所や時間を選ばずにレッスンが受講できることに加え、業界最多の4,000名以上の講師が在籍していることにある。さらに講師は第二言語として世界1位の英語力を持つフィリピンのなかでも最高学府・フィリピン大学の卒業生・在校生が中心となっており、非常に質の高いマンツーマンレッスンが大きな特徴である。

 

東京オリンピックに向けて英語教育のニーズは目覚ましく高まっており、一般の受講者だけでなく、企業や学校機関からの依頼も増加している。同社では1回25分のレッスンが毎日1万レッスン以上も行なわれており、無料体験の登録者数だけで累計40万人に立っているという。

 

業界の先駆者として急成長を続ける同社は、さらなる事業拡大のため2015年5月に京セラ原宿ビルへ移転した。移転プロジェクトチームの責任者を務めた同社取締役副社長・藤田利之氏は、その理由についてこう語る。

 

「オフィスの契約更新や、増員によるスペース不足など現実的な要因はあったのですが、最も大きな目的は、当社が重視している顧客のサポート体制をさらに強化するオフィス環境を整えることでした。当社では目的に応じた英語力を身につけてもらえるようカウンセリングやアドバイスを含めたカスタマーサポートを担当する部署があり、そのスペースを拡充することが移転の主旨でもあったのです」

 

同社が移転した京セラ原宿ビルは、最寄りの明治神宮前駅から徒歩5分で、渋谷駅からも徒歩13分と好立地。竣工は1974年だが、リフォームや耐震補強工事など細やかなメンテナンスが施されており、現在もなお高いニーズを誇るオフィスビルだ。

 

「築年数こそ経っていますが、非常にメンテナンスが行き届いており、明治通沿いという利便性の高さも魅力でした。エリアの選定にあたっては、当社のカウンセリングやカスタマーサポートの業務は深夜に及びますから、利便性の高い渋谷駅が利用できることが条件で、その上で自転車通勤者も多いので駐輪場があること、広い面積が確保できるビルということで条件が合致しました」

 

打ち合わせスペースの充実で社員同士の議論が活性化

 

藤田氏を責任者とする移転プロジェクトのチームが、最も注力したのはオフィスのコンセプトづくりだったという。

 

「最終的に『どこでもドア』がオフィスのコンセプトとして決定したのですが、そこに至るまではかなり時間をかけて議論を重ねました。新しいサービスづくりにあたって、どの部署をどういう形で配置すれば、社員同士のディスカッションが活性化するのか。移転にあたってそうしたことを意識しながら打ち合わせを続けました」

 

オフィスのコンセプトである「どこでもドア」は、同社の理念を体現している。英語を身につけること=「どこでもドア」を手に入れることで、英語によって今までと違う世界、違う土地に行くことができ、活躍することができるという意味でもある。つまり「どこでもドア」は同社のビジョンに直結しており、そのビジョンがオフィスに落とし込まれているのだ。

 

新オフィスは、どこでもドアのごとく、ドアを開けるたびに、まったく雰囲気の異なる空間が広がっている。明るく真っ白なエントランスから扉を開けると、ダウンライトで落ち着いたムードの来客スペースとなり、会議室にはそれぞれ五大陸五大洋の名前がついている。さらにひと部屋ごとに雰囲気が異なっている。会議室の手前にはバーカウンターも設けられていた。

 

この来客スペースには、新たに設けられたホールと呼ばれるフリースペースがある。長机やテーブル、ソファが置かれたこのスペースは、社内イベントはもちろん、ユーザーをオフィスに招いたイベントでも積極的に活用されている。定期的なイベントとして、このホールで英語の映画を見たり、観光ボランティアを目指す人たちの座談会を開催したりと、ユーザーとの接点を持つ機会として活用されているという。

 

オンラインでのサービスを提供する一方、ユーザーとの接点を積極的に増やしている取り組みも、同社の特徴と言えるだろう。

 

来客スペースの扉を開けると、今度はポップな雰囲気の執務エリアが広がる。個人のデスクに加えて、テーブルスペースやソファ、スタンディングテーブル、ファミレスシート、集中スペースなど、自由に使えるスペースがふんだんに設置されていることが大きな特徴だ。

 

「とにかくコミュニケーションの活性化を意識しており、ちょっとしたミーティングができる場所を数多く確保しました。また、あちこちにホワイトボードも設けており、以前よりはるかにコミュニケーションが活性化していることが実感できます」

 

新オフィスの効果は社員の働き方にも大きな影響を与えている。同社の広報チーム・荒川佳織氏に感想を尋ねると「気分転換できるスペースがすごく増えて、働きやすい環境です。目の前の明治通りの風景を見ながらリラックスできる場所もあれば、仕事に集中するための場所、ちょっとした打ち合わせができる場所、体調を崩したときに横になれる部屋も用意されており、社員に対するケアが感じられるオフィスだと思います」と、その効果を聞くことができた。

 

「今後は東京オリンピックや大学入試の変更(英語にスピーキングの追加)などが予定されており、英会話のニーズはさらに高まると予想されています。より短期間で英会話を身につけられる環境を提供し、英語を話せる人をひとりでも多く増やせるよう事業展開していきたいと考えています」

 

オフィスの仕掛けによって生まれた活発な議論は、さらなサービスの拡充につながることだろう。

 

20160102hprea01

来客エリアに設けられたフリーエリア。社内外のイベントで活用されている

レアジョブ会議室

会議室は大陸や海洋名がつけられており、それぞれのネーミングをオフィスデザインで表現

レアジョブエントランス

会議室はすべてガラス張りで開放感のあるつくりになっている

レアジョブカウンター

会議室の中央にはカウンターバーがあり、会議の前後に打ち合わせも可能

執務エリアにはあちこちにホワイトボードが置かれており、社内でのディスカッションを促す空間となっている

明治通りを眺められる集中スペース。奥にはファミレスシートもある

PICK UP!

""