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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 代表取締役CEO 松原 秀樹氏 ]

1月

28

2016

株式会社SPinno
フリーアドレスを導入した 第二成長期への新拠点
新事業にともなう社名変更主軸の部署移転は秘密裏に決行

 

 

「人づくりの道を追求する」を経営理念として、「欲しいを形にする」という使命を掲げ、セールスプロモーションにおけるさまざまな問題解決を行なっている株式会社SPinno(スピーノ)。企業の販促や集客、SPツールの企画開発を担うファブルスメーカーとして事業展開してきた同社は、今年7月より日本で唯一の販促業務領域におけるSaaS(Software as a Service)のクラウドサービス事業『SPinno』をスタートさせ、ブランディング強化を目的に「アルテックジャパン」から「SPinno」に社名変更した。

 

同社はサービスの提供に先立ち、事業拡大が予測されるクラウド事業部を移転。東京日産台東ビルに新オフィスを構えた。

 

事業部の移転について、同社代表取締役CEOの松原秀樹氏はこう語る。

 

「新たなサービスである『SPinno』を会社の主軸として注力していくなかで、メインになるのがクラウド事業部です。もともとオフィスが手狭になったことで、本社移転するために品川駅から東京駅あたりで物件探しをしてきたのですが、なかなか希望に見合う物件が見つかりませんでした。そこで仕方なく、2ヵ所に分かれる不便さは覚悟の上で、クラウド事業部のみを移転しました。本社と行き来がしやすく、最寄駅から近いこと、そして本社には窓がないため、大きな窓があることもこのビルを選ぶ決め手になりました」

 

今回は什器や内装を一新したため、移転というより、新規開設に近い感覚で進められたという。ただ、驚くのは、事業部の移転やオフィスづくりがすべて秘密裏に進められたことだ。

 

「社員を驚かせ、喜ばせたかったんです。このオフィスを初披露するまで、移転については私と取締役COO、そして総務の一部にしか伝えませんでした」

 

2015年3月、クラウド事業部のオフィスが始動。移転直前に初めて社員に披露された。ひとりの男性社員に初めてこのオフィスを見た際の感想を尋ねると「本当にこれがウチのオフィスなの? と、とにかく驚きました。とてもおしゃれで、オフィスというよりカフェに近い印象がありました」と当時の心境を話した。

 

オフィスはエネルギー補填の場寛げて集中できるオフィスの効果
スピーノフリーアドレス

新設されたクラウド事業部のオフィス。フリーアドレスを導入し、思い思いのスタイルで業務にあたる。床と天井の色を変え、執務エリアと打ち合わせスペースの区別をつけている

 

クラウド事業部のオフィス最大の特徴は、新たにフリーアドレスが導入されたことだ。本社は島型の固定デスクというが、新オフィスにはいわゆる個人デスクがなく、大人数で利用できるテーブルやソファが置かれているのみ。

 

 

 

 

 

「若い社員が多いことが事業部の特徴なのですが、社員のみんなにこんなオフィスで働いてみたいと思ってもらえるような場所にしたいと考えていました。また、オフィスのイメージとして、シリコンバレーのようにオフィスらしい空間ではなく、自分の家や部屋で仕事をしているような雰囲気をコンセプトにしました」

 

その日の業務内容や気分によって好きな席を選ぶことができ、移動することも可能だ。約100坪の空間を目一杯、活用した執務エリアでは、社員の方が長いテーブル席や窓際のソファ席など、思い思いのスタイルで働いていた。

スピーノ打ち合わせ場所

窓際のソファを利用したミーティングの様子

 

「オフィスはエネルギー充填の場所だと考えています。たとえば営業に出たら外で戦ってくるわけです。戦った後に帰る場所がさらに神経をすり減らすような空間ではいけないと考え、寛げてホッとできる雰囲気になるよう意識しました」

 

執務エリアにあるデスクや椅子にはすべてキャスターがついている。実は、このオフィスはデスクを移動させて大きなホールとしても利用でき、年4回の社員総会でも活用されているという。本社と大阪支店の総勢160名以上の社員が全員着席して会議ができるこのオフィスは、セミナールームをレンタルしていた以前と比較しても非常に利用価値の高いものになっている。

 

「社員のみんなは、静かな環境で集中して働けるようになったと言ってくれています。当社の主軸であるプロモーションやデジタルマーケティングは、市場の規模感として1,000億円を目指せる分野だと考えており、そこに近づけるよう世界ナンバー1の販促クラウドプラットフォームをつくり、グローバルカンパニーとして世界需要を満たしたい。それが私たちの社会貢献であり、使命だと考えています」

 

スピーノ会議室

会議室の壁にはコーポレートカラーの赤が採用されている

事業拡大にともない、来年度は新卒17名の入社が決定しており、さらに20名の中途採用を計画しているという。「事業は事業として、なにより社員全員が幸せになれる会社であること。私はそこを最も重視しています」 松原氏の言葉には、同社のワークプレイスに対する考えが凝縮しているように感じられた。

 

 

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