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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ サイボウズ株式会社 ]
取締役副社長 山田 理氏(やまだ おさむ)

11月

06

2012

サイボウズ株式会社 様
“ウルトラワーク”を実現するオフィス戦略
「ワクワク」を創出し、創造性を高めるオフィス

グループウェアのシェア日本一(2010年ノークリサーチ調べ)を誇るサイボウズ株式会社。2000年7月に東京に進出した同社は、当初の約3年間「後楽森ビル」18階の南面半フロアに入居していたが、人員増員や事業規模の拡大に伴い、2003年8月に現在の12階1フロアへ館内増床移転を行った。その後、さらなる企業の成長に対応するため、2005年に15階、2009年には16階のそれぞれ半フロアを増床し、現在は12・15・16階の合計約2フロア相当の面積を使用している。同社取締役副社長・山田理氏は語る。
img_002「18階に入居していた当時はデスクを並べただけの、コンセプトもないオフィスでした。しかし、12階への移転に当たって『ワクワク』を創出するオフィスづくり、という明確なコンセプトのもとにワークスペースを構築しました。」同社の提唱する「ワクワク」とは、従業員が楽しく働き、創造性を発揮できる環境づくりを意味している。そのために、12階オフィスにはさまざまな工夫が採り入れられている。たとえば、エントランスに向かう通路の左手の壁はトンネルをイメージした白い曲線を描き、「この先は、どこか知らない世界に通じているのではないか……」という雰囲気を演出している。入ってすぐのレセプションスペースでは、同社のイメージキャラクター“ボウズマン”が出迎えてくれる。レセプションの壁面には同社を紹介する映像が常時プロジェクターで投影され、シルバーのテーブルとチェアは未来的なデザインで統一されている。さらに、来客用の会議室には、同社の創業の地である「松山」、和風の内装で人気の高い「京都」、重厚感のあるデザインの「東京」など、それぞれイメージに合わせた全国の都市の名がつけられ、人数や会議の目的に応じて使い分けられている。

 

「会議室のあるビルの北面は、小石川後楽園を見下ろす絶好のロケーションになっていて、お客様にもご好評をいただいております」(山田氏)

 

 

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自由な働き方を支援する空間づくりと制度の改革

img_00412階オフィスは2004年度の日経ニューオフィス賞「ニューオフィス情報賞」を受賞し、同社の考え方の正しさを客観的に立証した。同社はこれに満足することなく、さらに楽しく創造性を発揮できる環境をめざして多様な選択肢を用意している。

 

「オフィス環境だけでなく、フレキシブルな働き方ができる制度改革も必要です。当社では2010年8月以降、全社員に対し、月に4日までの在宅勤務を認めています。将来的にはこれをもっと拡充させていく予定です」(山田氏)
img_005-1この在宅勤務制度は2010年に導入され、利用者は徐々に増えつつあるという。東日本大震災ではこの経験が活かされ、全社員が在宅ワークで対応した。2012年8月からは「ウルトラワーク」と呼ばれる制度が、顧客サポート部門を除く全部門で実験的にスタートした。

 

「『ウルトラワーク』は、『チーム』『個人』両方の生産性向上を目的とする、時間・場所の制約をなくした新しい働き方です。今後はサテライトオフィスを展開するなどして、さらに選択肢の幅を広げていこうと考えています」(山田氏)

 

 

img_006同社は現在、東京本社のほかに松山と大阪、そして上海とベトナムにも拠点を展開している。2012年7月に移転したばかりの松山オフィスには、同社の推進するクラウドビジネスをイメージした雲の意匠が施されている。2014年には関西に新たな開発拠点を設ける予定だという。これらの離れた拠点間を結ぶツールとして活用されているのがテレビ会議だ。また、現在、12階ラウンジに設置されている大型モニタは松山オフィスのラウンジと常時接続し、相互に顔を見ながらコミュニケーションが取れる仕組みになっている。将来的にはすべての拠点を接続していくプランもあるという。

img_007「業務をスムーズに進めるためにはフェイス・トゥ・フェイスも大切です。画面を通じてお互いの顔を見られれば、コミュニケーションが一層円滑になると思います」(山田氏)

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