> "" 渋谷のランドマークに拓かれた“クリエイティブファーム”|オフィス通信

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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社mediba ]
メディア事業本部 メディア事業企画部 ビジネス企画推進 グループグループリーダー 阿久根 慎広氏

12月

26

2012

株式会社mediba 様
渋谷のランドマークに拓かれた“クリエイティブファーム”
社員のボトムアップによるオフィスのコンセプト策定

渋谷駅前の新たなランドマークとなった「渋谷ヒカリエ」。その31階に株式会社medibaのオフィスがある。KDDIグループのメディア・コンテンツ事業の一翼を担う同社は、KDDI株式会社 新規ビジネス推進本部の同ビルへの移転に伴い、2012年8月6日に本社を移転した。同社における新オフィス構築プロジェクトのリーダーを務めた阿久根慎広は言う。

エントランス横のミーティングスペースは木目調で統一

エントランス横のミーティングスペースは木目調で統一

「『ヒカリエ』に移転することは2011年5月の時点で正式決定しました。それから移転実施までの約1年3ヶ月、プロジェクトメンバーたちが議論を重ね、新オフィスの基本コンセプトから内装や什器など細部の要素まで、一つひとつ固めていきました」

プロジェクトメンバーは立候補制で、社内で新オフィス構築に意欲を示した10数人が集まった。彼らはデザイン事務所の候補を絞り、選ばれた数社によるコンペを行って発注先を選定すると、プロのデザイナーとともにデザインを決めていったという。

「以前のオフィスでレイアウト変更を行ったときにも、同様のプロセスで立候補したメンバーによるボトムアップで進めました。当社の企業文化と言っていいでしょう」(阿久根氏)

 

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月をイメージしたイエローの輪とブルーの色彩は冷静な議論の場を演出する

コンセプトメークでは、比較的早い段階から「畑」というモチーフが浮かんでいたという。新オフィスは、Webやモバイルのコンテンツなど同社のモノづくりにおける「畑」であるとする発想だ。そこからイメージを広げて“クリエイティブファーム”というコンセプトが策定され、コンセプトを具体化するさまざまなデザインが積み上げられていった。

 

「今回の移転を機に、什器類もほぼ一新しました。特注品や、既製品でもコンセプトに合ったデザインのものを選んでいます」(阿久根氏)

 

レイアウトに関しては、阿久根氏らが建設中の「ヒカリエ」にしばしば足を運び、窓からの眺望をその目で見て決めていったという。

 

「窓の外の風景は社員の生産性にも影響します。そこで、仕事内容にふさわしい風景の中で働けるよう配慮しました。周辺に高い建物が少ないので、天気のいい日には東京を一望できます」(阿久根氏)

 

 

実用性と遊び心を両立し、モチベーションを高める
被災地復興支援のため導入された石巻工房製のベンチ

被災地復興支援のため導入された石巻工房製のベンチ

エントランスに一歩足を踏み入れると、爽やかな木の香が来訪者を包む。床のフローリングと壁の一部、待合用やミーティング用のテーブルや椅子などの素材に、ふんだんに木材が使われているためだ。随所に散りばめられたオレンジやイエローの椅子は、フロア全体で100鉢以上といわれる観葉植物の緑とともに、オフィスに自然の彩りを添えている。

「都心のオフィスとしては、かなり新鮮なイメージなのではないかと自負しています」(阿久根氏)

数量も種類も豊富な観葉植物が癒しの空間を演出する

数量も種類も豊富な観葉植物が癒しの空間を演出する

執務スペースは、四季のイメージでカーペットの色を変えるゾーニングが行われ、東端の天井には太陽をイメージしたオレンジの輪、西端の天井には月をイメージしたイエローの輪が吊り下げられている。デスクと通路を仕切るキャビネットも特注品で、窓からの風景に合わせて、それぞれ山脈の稜線や、入道雲をイメージした独特の形状をしている。

 

また、ネーミングにも遊び心があふれている。各部屋の名称には「SARUGAKUCHO(猿楽町)」など渋谷区内の地名、役員の席には「NAKAMEGURO(中目黒)」「EBISU(恵比寿)」などの駅名を付け、駅と駅を結ぶ窓際のレールには「トロッコ」と呼ばれる蒸気機関車の模型が往復する。

 

 

景色に合わせて山脈をイメージした特注キャビネット

景色に合わせて山脈をイメージした特注キャビネット

「トロッコ」は書類を決裁権者の元へ運ぶのに使用され、面倒くさい書類作成を一気に楽しいイベントに変えてしまう。さらに、煙突がアロマディフューザーになっていて、走るときには蒸気に見立てたミストを噴出するという凝りようだ。

もちろん、実用性にも徹底的にこだわっている。たとえば、以前のオフィスではミーティングスペースが一角に集約され、数も少なかったが、今回はオフィス内の至るところにミーティングスペースが設けられ、いつでもどこでも打ち合わせができる環境が整えられている。これにより、社内のコミュニケーションもより活性化したという。

「お陰様で、ご来社されるお客様もずいぶん増えました。また、業界のトップランナーが集う『ヒカリエ』という場所に入居したことで、社員のモチベーションも高まっていると感じています」(阿久根氏)

可動式の間仕切りでパーティなどにも使える大会議室

可動式の間仕切りでパーティなどにも使える大会議室

書類を運ぶ「トロッコ」は農作物の収穫をイメージ

書類を運ぶ「トロッコ」は農作物の収穫をイメージ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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