> "" 創業の地“渋谷”で次なる変革を目指すイノベーションの新本社|オフィス通信

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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社イノベーション ]
代表取締役 富田 直人氏

6月

08

2013

株式会社イノベーション 様
創業の地“渋谷”で次なる変革を目指すイノベーションの新本社
オフィスを1フロアに統合することで企業文化を共有

「感動と成長のイノベーション」を企業理念に掲げ、BtoBに特化した営業・マーケティング支援事業を展開する株式会社イノベーション。同社は2012年10月、本社を広尾から渋谷駅東口の「渋谷Rサンケイビル」へ移転した。渋谷は同社の創業の地でもあり、かつてはITベンチャーが集積する通称「ビットヴァレー」として日本のIT業界発展に多大な貢献をもたらし、近年では「渋谷ヒカリエ」竣工を端緒とする駅前再開発計画が注目を集める、現在最も“熱い”都市のひとつ。ターミナルステーションとしての機能もますます充実しつつあり、同社が新たな本社を構築するのにふさわしい立地であったという。

「移転先は恵比寿か、渋谷か、そのどちらかで考えていました。必要な面積を確保することができ、駅から近く、ビルのグレードは同等以上で、コストもセーブできて……等の条件をすべて満たしたのが、こちらの『Rサンケイビル』だったというわけです」(同社代表取締役・富田直人氏)

 

広尾時代には2フロアを使用していたが、オフィスが分断されていることでさまざまな弊害を感じていたと富田氏は言う。部門間のコミュニケーションが阻害され、フロアごとにそれぞれ独自の企業文化を形成してしまっていたため、組織変更などで違うフロアへ異動になると、なんとなく落ち着かない雰囲気を感じる従業員もいたようだ。「当社の企業文化を私たちは『inno-ism』と呼んでいます。inno-ismは当社がステークホルダーに伝える『ミッション』『ビジョン』『バリュー』の全体を示します。これを全員で共有していくためにも、同じフロアで仕事をすることが重要だと感じていました」(富田氏)

移転は常々考えていたが、2012年の年頭計画に「年内の本社移転」を目標に掲げる。そこから一気に計画は具体化し、わずか1ヶ月後には移転先も決定した。移転プロジェクトは同社企画室のメンバーが中心となり、実質2.5名(専任担当2名+α)という少数精鋭ながら計画通り完了。同年10月1日から新オフィスでの営業を開始した。

 

エントランス内壁に貼りだされたミニサンクスカード

エントランス内壁に貼りだされたミニサンクスカード

1フロア統合や無線LAN導入で従業員のワークスタイルも変化しつつある

1フロア統合や無線LAN導入で従業員のワークスタイルも変化しつつある

 

 

部門間コミュニケーションを活性化するための仕掛け

新本社への移転がもたらした同社の変化は、富田氏自身も驚くほどのものだったという。「『オフィスが従業員のモチベーションに影響する』ことは知っているつもりでしたが、ここまで効果があるとは思いませんでした」(富田氏)

新本社ではオフィスを1フロア化するとともに、フロア中央に“オアシス”と名づけた共用スペースを設け、さらに無線LANを導入して社内のどこででも仕事ができる環境を構築した。同社では短期派遣を含めて90~120名の従業員が働いているが、通常期と繁忙期で変動が大きく、また四半期ごとに組織変更が頻繁に行われているため、以前のオフィスでは部門間コミュニケーションが不足し、特に派遣社員や契約社員との関係性を構築することが難しかったという。これに対し、新しいオフィスは“オアシス”をはじめとして相互コミュニケーションを図るための仕掛けが複数あり、物理的に顔を合わせる機会も増えたため、以前とは比較にならないほど部門間コミュニケーションが活発化した。

ちなみに、新本社オフィスのコンセプトは「コミュニケーションによりアイデアを醸成できる環境」「魅せるオフィスづくり」「書類の少ないすっきりしたオフィス」「増員計画を考慮したレイアウト、シーンによって変化するセミナールーム」「モードに対応できる場づくりでワーカーのパフォーマンスを高める」の5つ。これらの実現に当たっては、必要最低限の投資で最大限の効果をもたらすよう工夫されている。

「たとえば、書類を減らすために人数分のロッカーを用意しましたが、その代わり執務デスクにはワゴンを付けず、個人の私物は全部ロッカーに収納するようにしました、これによって、組織変更にも柔軟に対応でき、ヒトやモノの移動が楽にできるようにしています。さらに、これらのロッカーの天板をホワイトボードにし、ここでメモを取りながらミーティングができる立ち会議スペースをつくっています」(富田氏)

これらの仕掛けはinno-ismを実現するインフラとして機能し、同社独自の企業文化を形成していくことになる。

 

オアシスの黒板や照明フードには多くのメッセージが

オアシスの黒板や照明フードには多くのメッセージが

ガラス張りの社長室。前面ガラスには企業ミッション

ガラス張りの社長室。前面ガラスには企業ミッション

天板をホワイトボードとして使用できる個人ロッカー

天板をホワイトボードとして使用できる個人ロッカー

会議室は一角に集約され、動物の名がつけられている

会議室は一角に集約され、動物の名がつけられている

最大60名を収容できるセミナールーム「ドルフィン」

最大60名を収容できるセミナールーム「ドルフィン」

 

 

PICK UP!

エントランス
企業カラーが効果的なエントランス。カウンターにはWELCOMEカードを挟むスリット
執務エリア
1フロア統合や無線LAN導入で従業員のワークスタイルも変化しつつある
フリースペース
オアシスの黒板や照明フードには多くのメッセージが
社長室
ガラス張りの社長室。前面ガラスには企業ミッション
会議室
会議室は一角に集約され、動物の名がつけられている
セミナールーム
最大60名を収容できるセミナールーム「ドルフィン」
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