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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社フルスピード ]
代表取締役副社長 メディア戦略本部本部長 泉 健太氏

7月

25

2013

株式会社フルスピード 様
新オフィスへの移転を機に進むリブランディング・プロジェクト
事業と組織の再編を目指す道玄坂上に移転した新本社

21世紀最初の年に京都で産声を上げた有限会社エクシス(現フルスピード)を母体とし、インターネットメディア事業を中心に多種多様な事業展開をくり広げてきた株式会社フルスピード。同社は2001年の設立からわずか6年で東証マザーズに上場。2010年8月にフリービット株式会社との資本提携を行い、コア事業への集約を進めるとともに、2012年7月には渋谷区道玄坂の「E・スペースタワー」8Fへ本社オフィスを移転した。

 

同ビルへの移転は、親会社の下にグループ企業が4フロアに渡り集結し、グループシナジーを高めることが目的であったが、同社はこれを好機として、ここに「“Ad Technology & Marketing Company”というアドテク会社としての新しいブランドコンセプトに沿ったこだわりのオフィス空間」を構築したのである。

「以前のオフィスは、事業の拡大とともに手狭な空間となっていて、機能性重視のコンパクトなオフィスでした。そこで、今回の移転プロジェクトでは、単に増床を行うというよりも、ブランディングの一環として、時間の許す限り、内装のデザイナーとともに細かいところまで一つひとつ作り込んだオフィスにしています」(取締役副社長・泉 健太氏)

 

エントランスにはタッチパネル式インターフォンを設置

エントランスにはタッチパネル式インターフォンを設置

天井が高く、仕切りのない室内空間は開放感にあふれている

天井が高く、仕切りのない室内空間は開放感にあふれている

 

同社のこだわりは、8Fのエレベーターを降りてエントランスに一歩足を踏み入れた瞬間から見る者に伝わってくる。正面の白無地の壁には同社のロゴマークが配置されているが、色彩を使用せず、壁に当てたライトの光が「Full Speed -Ad Technology & Marketing Company-」の文字を陰影で浮かび上がらせるという凝った造形だ。

「白と黒のモノトーンは創業期からのフルスピード社のコーポレートカラーを受け継いだものです。今回の移転を前に、ロゴのデザインも一新しました。エントランスのロゴは、新しく生まれ変わった私たちフルスピードの象徴として、ブランドイメージの統一を図っています」(泉氏)
新しいロゴは、名刺の表裏両面にも箔押しされているほか、グループ会社が使用することも多いエントランス横のセミナールーム「China」のカーペットにも印刷され、同社のブランディング戦略の一環を担っている。

 

 

オープンな環境を追求し、作業の効率化を推進する

エントランスの左右は、来客対応のためのエリアとして会議室や応接室、セミナールームなどが並んでいる。これらの部屋の壁は、すべてガラス張りで統一されており、透明ガラスのほか、目的に応じて一部あるいは全面に曇りガラスが採用されている。また、会議室の壁にはホワイトボードを一面設置し、社内のコミュニケーションが高まることを意識して設計されている。

「会議室などの名称は、以前は単純にナンバーなどで呼んでいたのですが、新オフィスではコンセプトにふさわしい名称をつけようということになりました。当社が今後事業展開を考えている東南アジアの国や主要都市の名称をつけることにしました」(泉氏)

「Executive」と呼ばれる重要な来客のための応接室

「Executive」と呼ばれる重要な来客のための応接室

「Vietnam」と名づけられた多人数用の大型会議室

「Vietnam」と名づけられた多人数用の大型会議室

 

基本的にはどんな会議でも欧米のようにオープンな環境で行うことが望ましいが、人事考課の話し合いなど、日本人には心理的抵抗を感じるような目的で使用する場合は、全面曇りガラスの部屋を使用するように使い分けている。

「その他、細かい部分でも予算の範囲内でいろいろなこだわりを追求しています。たとえば照明ですが、昼用と夜用で照明のトーンを変えるようにしています。これには、雰囲気が変わって気分が落ち着くという効果もありますが、同時にCSRに取り組んでいる当社としては、電力消費量を抑制することまでデザインの要素に組み入れています」(泉氏)

執務エリアは同社の「フラットな社風」のもと、きわめて風通しの良いオープンな環境となっている。執務デスク等は以前のオフィスからそのまま運んできたものだが、丈の低いパーティションを要所に配置することで、以前よりも通路寄りの座席の人が集中して作業ができるように工夫されているという。また、執務エリア内に新設されたリフレッシュスペースも好評だ。ここには高級な家具を配置し、面積も広めにとることで、オフィスワーカーの気分転換に役立つだけでなく、オフィス内のコミュニケーション活性化にも貢献している。さらに、各応接室にはテレビが設置されており、テレビ会議などを通じて、海外や地方支社とのコミュニケーションも活発に行われている。

ガラス壁は半透明から透明まで用途で使い分けている

ガラス壁は半透明から透明まで用途で使い分けている

バランスボールやソファのあるリフレッシュスペース

バランスボールやソファのあるリフレッシュスペース

PICK UP!

エントランス
モノトーンを基調としたエントランス。植栽のグリーンが巧みなアクセントになっている
執務エリア
天井が高く、仕切りのない室内空間は開放感にあふれている
応接室
「Executive」と呼ばれる重要な来客のための応接室
会議室
「Vietnam」と名づけられた多人数用の大型会議室
議室
ガラス壁は半透明から透明まで用途で使い分けている
リフレッシュスペース
バランスボールやソファのあるリフレッシュスペース
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