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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社Black Beard Design Studio ]
取締役副社長 長水 望氏

7月

25

2013

株式会社Black Beard Design Studio 様
黒ひげ”の新本社オフィスは木の風合いを活かしたデザインカフェ
設立4年目にしてようやくオフィスらしいオフィスに

ゲーム・パチンコ・映画・CM等のCGグラフィック/デザイン業務をコンセプトアートから最終出力まで行い、高品質な作品を世に送り出しているデザインスタジオ、株式会社Black Beard Design Studio(以下BBDS)。同社は2013年2月、本社を渋谷区代々木1丁目の「森京ビル」1Fへ移転した。「トップが常に最前線にいることでクオリティの追求・最先端技術の吸収・コミュニケーションの活性化を図り、常にグラフィックの高みを追求し続ける」という方針の下、代表の岸氏とともに現役のCGデザイナーであり続けることにこだわる同社副代表・長水望氏は、新本社オフィスについて次のように語った。

「2010年6月に会社を立ち上げて、ここが3番目の本社です。設立当初は池袋に本社を置いていたのですが、すぐに手狭になり、代々木に分室を借りることになりました。次にその2拠点をまとめて巣鴨に移りましたが、そこは3フロアに分かれていたのでやはり使い勝手が悪く……今回、ようやく1フロアに集約することができました」(長水氏)

設立から4年弱の間にこれだけ移転を重ねているということは、とりもなおさず同社の安定成長ぶりを物語っている。岸氏と長水氏を中心とする5名のメンバーでスタートしたBBDSは、今や社員数20名を超え、2013年4月には4名の新卒採用も行っているという。 「今後も引き続き人は増やしていく方針ですが、困ったことに、移転してきたばかりなのに早くもオフィスが手狭になってしまいそうなんです。この物件はインターネットで偶然見つけたものですが、たいへん気に入っています。『ようやくオフィスらしいオフィスを創れた』と思っているので、できれば当分動きたくないと思っています」(長水氏)

このオフィスを初めてネット上の写真で見たとき、ほとんど“ひとめ惚れ”に近い感情を抱いた、と長水氏はいう。自身も優れた現役デザイナーであるからこそ、長水氏や岸氏らBBDS経営陣は、このオフィスの魅力に誰よりも早く気づくことができたのではないだろうか。

 

本社正面玄関の看板。ロゴマークはハート型の黒ひげ

本社正面玄関の看板。ロゴマークはハート型の黒ひげ

カフェ時代の内装を活かした執務エリア。天井の照明器具も同社のこだわり

カフェ時代の内装を活かした執務エリア。天井の照明器具も同社のこだわり

 

既存の内装をそのまま使用木と緑で統一された色彩

BBDSの新本社は、もともとカフェとして造られたビルの地上階1フロアの物件である。ただし、同社が入居する前には別のデザイン会社がやはりオフィスとして使用していたという。長水氏は同物件がカフェとして営業していた時代を知っているわけではないが、デザイン会社のオフィスとなってからもカフェ時代の造作をそのまま再利用していたため、現在も当時の名残りが至るところに残されている。

まず、オフィスの正面玄関にはBBDSのロゴマークである“ハート型の黒ひげ”を描いた看板が掲げられている。その下の両開きのドアを開くと、玄関の三和土のように一段高くなったフローリングの床に、黒い革張りのソファセットが置かれたエントランスになっている。エントランス正面の壁には、やはり同社のロゴマークが描かれている。

 

大型のキッチンスペースもカフェ時代の設備の名残り

大型のキッチンスペースもカフェ時代の設備の名残り

通路の壁と一体の棚。実用性とデザイン性が同居している

通路の壁と一体の棚。実用性とデザイン性が同居している

 

「当社が入居したとき、新しく造ったのは、じつは正面玄関の看板とエントランスの壁くらいのものです。あとは、天井も床も壁も、ほとんど既存の内装をそのまま使用しています。これはコストがどうこうというより、ここの内装がそれだけ気に入ったということですけどね」(長水氏)

オフィス内は、木の色と豊富な植栽のグリーンでほぼ統一されている。どちらも自然の色、生命の色であり、長時間パソコンの画面を睨み続ける仕事であるCGデザイナーにとっては、酷使された目を癒し、瑞々しい感性を養ううえで不可欠なカラーといえる。同社が入居する際に持ち込んだブラインドや会議室の長テーブルも木目調で揃えられている。

 

会議用テーブルもオフィスの雰囲気に合わせた木目調

会議用テーブルもオフィスの雰囲気に合わせた木目調

パティオ(中庭)を利用した喫煙ルームで完全分煙

パティオ(中庭)を利用した喫煙ルームで完全分煙

 

また、その仕事柄か、ゲームなどの遊具がオフィス内の至るところに見られるのも同社の大きな特徴だろう。「仕事の参考にする」という大義名分こそあるものの、ときには社内でゲーム大会を開いて盛り上がることもあるそうで、遊び心と仕事のモチベーションとは表裏一体の関係にあるようだ。「立地も以前より改善され、働く環境という意味では以前よりかなり条件は良くなっていると思います。やっと手に入れたオフィスらしいオフィスですから、当面は移転せずに済ませたいと思っています」(長水氏)

PICK UP!

エントランス
玄関から一段高くなったエントランス。正面の壁にも同社のロゴマークが描かれている
執務エリア
カフェ時代の内装を活かした執務エリア。天井の照明器具も同社のこだわり
キッチンスペース
大型のキッチンスペースもカフェ時代の設備の名残り
会議室
会議用テーブルもオフィスの雰囲気に合わせた木目調
喫煙ルームで
パティオ(中庭)を利用した喫煙ルームで完全分煙
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