> "" “ピクシブらしさ”を追求したテンションの上がるオフィス|オフィス通信

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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ ピクシブ株式会社 ]
代表取締役社長 片桐 考憲氏

10月

22

2013

ピクシブ株式会社 様
“ピクシブらしさ”を追求したテンションの上がるオフィス
オシャレなオフィスより生産性の高いオフィスを

イラストコミュニケーションサービス「pixiv」をはじめとする各種インターネットサービス事業、インターネット広告事業、ライセンス&マーチャンダイジング事業などを展開するピクシブ株式会社。「pixiv」は“イラストのSNS”として知られ、ユーザー数800万人超、月間36億pv(いずれも2013年8月現在)を誇り、国内外から熱い注目を集めている。

また、2010年9月から使用している本社オフィスは、そのオシャレなデザインがユーザーの間で評判となり、「ピクシブ詣で」と称して会社に遊びに来る熱心なファンもあるという。これに対して「オシャレなオフィスには興味はありません」と断言するのが、同社代表取締役社長・片桐孝憲氏だ。

「(オフィスを見て)『オシャレですね』とか『趣味丸出しですね』などと言われることもありますが、どちらもまったくの的外れです。『ピクシブらしいオフィス』を追求していった結果、このような形に落ち着きました」(片桐氏)

以前のオフィスでは、事業の拡大とともにサーバの増設と人員の増員が重なり、スペース的に収まりきれなくなったという。同社では家賃補助制度などもあって社員の大半が近隣に住んでいるため、移転先も当然近場で探すことになった。千駄ヶ谷周辺では、1フロアに70名からの人員とサーバを収容可能な面積を持つ物件の数は乏しかったが、幸い旧オフィスから徒歩数分の距離に前年竣工したばかりの「JPR千駄ヶ谷ビル」が見つかった。

 

「(以前のオフィスは)最初に5~6人で事業をはじめた当時から使ってきたもので、ちゃんと考えたオフィスではありませんでした。ですから事実上、ここが当社にとって初めてのオフィスといっていいでしょう。もともとオフィスに対する関心はありましたが、それは『優れたオフィスづくりは、優れた会社づくり・組織づくりに共通するものがある』と考えていたからです。移転を機に、より生産性の高いオフィスをつくろうと考え、チームラボオフィス(現・チームラボアーキテクツ)さんにお願いすることにしました」(片桐氏)

ピクシブ本社を象徴する造形物「土俵」。写真右奥にあるのはバランスボール

ピクシブ本社を象徴する造形物「土俵」。写真右奥にあるのはバランスボール

「土俵」の上面。コンセントが仕切り線になっている

「土俵」の上面。コンセントが仕切り線になっている

 

テンション上がる、仕事はかどる「机の森」
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会議室の前はひな壇状のコミュニケーションスペース

ガラス張りの応接室はミーティングにも使用される

ガラス張りの応接室はミーティングにも使用される

片桐氏とその共同経営者である取締役副社長・永田寛哲氏は、チームラボオフィス代表・河田将吾氏と旧知の間柄であったが、発注にあたっては複数の業者によるコンペを行い、各社の提案内容を十分に吟味したうえで決定したという。

「他の業者さんの提案が“見た目のカッコよさ”だけに捉われていたのに対して、チームラボオフィスさんの提案は、社員のモチベーションやクリエイティビティをいかに高めるか、ということを考えたデザインでした。カーペットの色も、自然に社員のテンションが上がり、活気が出るカラーリングが工夫されていました」(片桐氏)

ピクシブの新オフィス構築プロジェクトは、片桐氏と永田氏、そして河田氏のコラボレーションによる独創的なアイデアが次々と盛り込まれていった。たとえば、「土俵」と呼ばれる円筒形をピラミッド状に積み重ねた特注のオフィスファニチャーがある。これは「オフィス内に立体的な構造物があった方がいい」という思いつきをもとに三人が意見を出し合い、その場で出た「土俵」というネーミングに基づき、頂上部の天板には土俵の仕切り線を模した電源タップが設けられたものである。

そして、同社オフィスの最大の特徴といえるのが、“すべてのデスクがひとつにつながっている”類例を見ない執務エリアだ。これは片桐氏がある夜、思いつくままに書きとめた『机の森』と題する“ポエム”が発端である。2013年2月14日未明のことであった。 「正確な文面は残っていませんが、『机の森に迷い込む。出口がわからずさまよううちにいろんな人とめぐり会う。テンション上がる。仕事はかどる』という感じで、デスクが森のようになっているとオフィスの生産性が高まるのではないかと考えたのです」(片桐氏)

片桐氏はこのポエムをメールで河田氏へ送った。これを読んだ河田氏の回答が、つながったデスクで形成された執務エリアである。「出入口が2ヶ所しかなく、移動も遠回りになり、使い勝手という意味では決して効率が良くありません。けれど、今では『これしかない!』と実感しています」(片桐氏)

 

重ねて間仕切り代わりになる「キューブ」という椅子

重ねて間仕切り代わりになる「キューブ」という椅子

重ねて間仕切り代わりになる「キューブ」という椅子

重ねて間仕切り代わりになる「キューブ」という椅子

湾曲したデスクの天板は『机の森』へのゲートになる

湾曲したデスクの天板は『机の森』へのゲートになる

 

 

PICK UP!

応接室
ガラス張りの応接室はミーティングにも使用される
コミュニケーションスペース
会議室の前はひな壇状のコミュニケーションスペース
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