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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ 株式会社LIG ]
代表取締役副社長 吉原 ゴウ氏

5月

23

2014

株式会社LIG 様
老朽ビルをリノベーションし、台東区発の産業を盛り上げる
LIGとアストロデオが合併し、新生LIGとして急成長

「わくわくをつくり、みんなを笑顔にする。」を企業理念に掲げ、ウェブサイトの企画・デザイン・システム開発を中心にリスティングや保守業務、企画・プロモーション業務まで一貫して手がける株式会社LIG。同社は、2007年にそれぞれ別々に誕生したLIGとアストロデオの2社が合併し、2012年1月から新生LIGとして事業を開始した。そして組織の成長に伴い、2013年10月にオフィスを東上野2丁目の「共同ビル」10階へ移転した。旧アストロデオの創業メンバーの一人で、現在はLIG副社長を務める吉原ゴウ氏に話を伺った。
「旧アストロデオはもともと技術系の制作会社で、旧LIGはその取引先である営業会社でした。どちらも少人数でのスタートでしたが、2011年に旧LIGのメンバーが解散し、代表の岩上が一人で旧アストロデオのオフィスに転がり込んできた(笑)のが始まりでした」

 

ワークスペースは突き当りの壁に 標語を図案化している

ワークスペースは突き当りの壁に
標語を図案化している

オフィスの象徴ともいえるキッチン。 広さを活かして本格的な料理に腕を振るえる

オフィスの象徴ともいえるキッチン。
広さを活かして本格的な料理に腕を振るえる

 

同。大型のシンクやIHヒーターなど設備が充実し、気に入っている社員も多い

同。大型のシンクやIHヒーターなど設備が充実し、気に入っている社員も多い

しばらくは2社が同居するという形をとったが、両社とも徐々に社員数が増え、互いに7名ほどの体制になった後、合併してLIGに商号を統一。そして、社員数が40名を超えたとき、それまで増床に増床を重ねてきた以前のオフィスがついに収容能力の限界に達し、移転を決意したのだという。

「お陰様で、こちらへ移転してからも、毎月誰かしら入社してくるという状態が続いており、移転後約半年で社員数は50名を超えました。現在、当社は制作部とメディア事業部という2つの部門に分かれており、前者はシステム技術者、後者はライターやデザイナーなどが中心となっています」(吉原氏)

移転先の選定に当たっては、必要な面積の確保はもちろんだが、立地改善が大きなテーマになったと吉原氏は語る。

「以前のオフィスは駅から遠かったので、採用面で不利であるだけでなく、顧客先へ訪問するにも移動に難がありました。この『共同ビル』は上野駅からも近く、しかも古い建物なので賃料が非常にリーズナブルなのも魅力でした」(吉原氏)

とはいえ、ただ「安い」だけで選んだわけではなく、同ビルを選定した理由には吉原氏独自の“こだわり”があった。

 

ガラス張りの会議室。大画面モニターを囲んで車座になってじっくり話ができる

ガラス張りの会議室。大画面モニターを囲んで車座になってじっくり話ができる

執務スペース全景。奥行きある空間で通路も広く、ミーティングスペースも充実

執務スペース全景。奥行きある空間で通路も広く、ミーティングスペースも充実

 

働きやすい環境を目指し、オフィスにキッチンを導入
玄関の右手にある裏廊下。パーティ時などには搬入搬出路としても利用される

玄関の右手にある裏廊下。パーティ時などには搬入搬出路としても利用される

 

「IT系の会社といえば渋谷・新宿・六本木あたりに集積していますが、私は旧アストロデオ創業以来、台東区から出たことがありません。私自身、17歳頃からずっと台東区に住んできたので愛着もあり、もっと産業が発展してほしいと考えています。当社がこの地に在ることがほかの企業に対する呼び水となり、台東区に新たなITベンチャーの集積地をつくれたら、という思いがあります」(吉原氏)

吉原氏によれば、台東区内ではすでに蔵前の隅田川沿いにクリエーターが集まり始めており、機運は盛り上がりつつあるという。そして、オフィスの魅力を高めることで、より多くの企業を呼び込むことができるのではないかと吉原氏は指摘する。

「以前のオフィスもそうでしたが、老朽化した建物の内装をリノベーションすることで、いくらでも居心地のいい魅力的なオフィスを創造することができると思います。こちらの新オフィスでは、玄関を入ってすぐ脇に大型キッチンを導入したのをはじめ、さまざまな工夫を加えて“働きやすい”環境を整えています」(吉原氏)

キッチンの導入は料理好きである吉原氏の発案だが、社員間のコミュニケーションを高めるまたとないツールになっているという。飲み物や軽食だけでなく、本格的な料理もつくれる設備で、「自宅のキッチンより使いやすい」と社員からも好評だ。打ち上げやパーティなどの際には、吉原氏や料理自慢の社員たちが腕を振るい、居酒屋などへくり出すよりも安く、時間を気にせず、美味しい料理を楽しめるという。

 

マンガ棚の隣にはダーツマシン。代表・岩上氏の影響で、社内には愛好者が多いという

マンガ棚の隣にはダーツマシン。代表・岩上氏の影響で、社内には愛好者が多いという

「ほかにも、社員たちが好きなマンガを持ち寄ったマンガ棚やダーツマシンなど、アメニティ設備は充実しているほうだと思います。ここはL字型の変型オフィスになっていますが、短い棒の部分にこれらの設備を集約し、長い棒の部分をワークスペースとして、気持ちを切り替えて仕事に集中できる環境になっています」(吉原氏)

老朽ビルの薄暗い廊下から一歩足を踏み入れると、明るくオシャレなオフィスがある――そんなギャップが楽しいのだと、吉原氏は少年のような笑みを浮かべた。

 

 

PICK UP!

ミーティングスペース
木目調のロゴボードを配したミーティングスペース
執務エリア
ワークスペースは突き当りの壁に
標語を図案化している
キッチン
オフィスの象徴ともいえるキッチン。
広さを活かして本格的な料理に腕を振るえる
キッチン
同。大型のシンクやIHヒーターなど設備が充実し、気に入っている社員も多い
会議室
ガラス張りの会議室。大画面モニターを囲んで車座になってじっくり話ができる
執務スペース
執務スペース全景。奥行きある空間で通路も広く、ミーティングスペースも充実
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