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interview 経営とオフィス

各企業がどのような経営戦略や人材戦略のもとに、オフィス移転を決めたのか?
代表者のインタビューでお届けします。

[ クオリカ株式会社 ]
常務執行役員 技術部長 会田 雄一氏

7月

25

2014

クオリカ株式会社 様
最先端のICT技術を活用したクオリカのThin Office
Fat Officeに別れを告げるThin Office

大手建設機械メーカーの全額出資による情報システム会社としてスタートし、2008年から業界トップクラスのITホールディングスグループの一員に加わったクオリカ株式会社。同社は製造業、流通・サービス業様向けに業務用システム開発、パッケージソフト開発、システム運用、情報端末製造等の幅広い事業を展開してきた。

 

2011年12月、同社は西新宿8丁目に竣工したばかりの「住友不動産新宿グランドタワー」23Fに本社を移転。これに伴い、同社は最新のICT技術を活用し、社員のやる気とパフォーマンスを最大限引き出し、生産性向上と競争力強化を目的とした次世代のオフィス環境である「Thin Office」を構築した。同社の常務執行役員 技術部長を務める会田雄一氏は言う。

「移転に際して、新しいオフィスという意味で『新オフィス』と呼称していたことに引っかけて『Thin Office』というコンセプトが生まれました。『Thin』というのは英語で『薄っぺら』とか『貧相』を意味する言葉で、あまり良い意味で使われることはないのですが、従来の『Fat(=太った)Office』に対するアンチテーゼとして使用しています」

スリムオフィスとか、スマートオフィスなどといったイメージ重視の呼び方ではなく、敢えて「Thin」という言葉を使っているところに同社のこだわりが感じられる。

見た目のデザインやイメージではなく、実用本位で徹底的にムダを排除している、という自負のあらわれだろう。
「『Thin Office』の特徴は、既存のオフィスにおいてかかっていたコストや手間、スペース、運用面などでのさまざまな“ムダ”を、可能な限りゼロに近づけることを目的としています。オフィスの各種ファシリティやネットワーク環境も、すべてその目的のために設計・構築しています」(会田氏)

具体的には、従来イメージされるオフィスに置かれていたさまざまな“モノ”、たとえばパソコンやデータや紙の資料などが「オフィスにあること自体が邪魔になる」という驚くべき逆転の発想が根底にある。

フリーアドレスを採用した執務エリア。壁際のブースは出張者などが使用

フリーアドレスを採用した執務エリア。壁際のブースは出張者などが使用

使い勝手がよく社員に人気のコラボレーションエリア

使い勝手がよく社員に人気のコラボレーションエリア

 

 

BCPだけに止まらないワークスタイルの変革

旧オフィス時代から社員に支給するパソコンの一部でシンクライアント環境を実現していたという同社だが、今回の「Thin Office」ではクラウドコンピューティング技術を導入し、オフィス内に設置されているのは「モニタと、キーボードと、マウスだけ」と徹底している。

しかも、モニタには24型の大画面VDI(Virtual Desktop Infrastructure)ゼロクライアント端末を採用し、個人作業はもちろんのこと、複数のメンバーがモニタを覗きこみながらディスカッションすることもできるなど作業効率が大幅に向上している。

完全フリーアドレスの採用で所属する部門やセクションを問わず、オフィス内のどの席からでも自分のデスクトップを開いて仕事ができるノマド型執務環境を実現し、会議室やコラボレーションエリアと命名されたミーティングスペースにはより大画面のVDIが設置され、大人数での作業に対応している。

「このほか、BYOD(Bring Your Own Device)による個人所有端末の活用、Googleのクラウド型グループウェアGoogle Appsの導入、シスコシステムズのUC(Unified Communication)の組み合わせにより、オフィス内はもとより社外でもデータアクセスやコミュニケーションに不自由のない環境をセキュアに構築しています」(会田氏) また、ペーパーレス化対策としては、大画面VDIを利用したペーパーレス会議、個人の紙データ所有の禁止のほか、デスクキャビネットを廃して個人の私物をすべてロッカーひとつにまとめている。

これらの施策により、紙の消費量やプリンタ使用、VDI端末の消費電力量などさまざまな点で大幅なコストダウンを実現しているという。

「『Thin Office』はもともと、3.11震災後のBCP策定という側面がありましたが、実際にやってみると『BCPだけではもったいない』という発想が生まれ、ワークスタイルの変革というより大きなテーマに取り組むことになりました」(会田氏)同社の「Thin Office」は社団法人企業情報化協会(IT協会)の平成24年度IT賞「IT特別賞(フロンティア賞)」を受賞するなど、外部からも高い評価を受けている。

窓際コーナー席もミーティングや作業の利用率が高い

窓際コーナー席もミーティングや作業の利用率が高い

窓からの眺望が魅力的な応接室。大画面VDIも完備

窓からの眺望が魅力的な応接室。大画面VDIも完備

プリンタの設置台数を減らしてペーパーレス化も推進

プリンタの設置台数を減らしてペーパーレス化も推進

デスクのキャビネットを廃し私物はすべてロッカーに

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PICK UP!

エントランス
優美な曲線が印象的なクオリカのエントランス。間接照明がロゴをハート型に照らし出す
執務エリア
フリーアドレスを採用した執務エリア。壁際のブースは出張者などが使用
フリースペース
使い勝手がよく社員に人気のコラボレーションエリア
フリースペース
窓際コーナー席もミーティングや作業の利用率が高い
会議室
窓からの眺望が魅力的な応接室。大画面VDIも完備
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